生活習慣病

治療の特徴・病気の特徴

生活習慣病は、患者様のライフスタイルと密接に関係した病気の1つです。
食習慣や睡眠習慣が乱れていれば、生活習慣病を発症するリスクは高まり、脳梗塞や心筋梗塞などの命に係わる病気を発症する要因となる場合もあります。
その他にも、糖尿病やがん、歯周病なども生活習慣が要因となり発症することが特徴です。

なお、生活習慣病で最も患者数が多いのはがんであり、次いで心疾患、脳血管疾患が挙げられます。
がんは2人に1人がかかる病気とも言われており、「不治の病」と言われていますが非常に身近な病気の1つです。
病状が進行すると、治療ができない状態になるケースもあります。
そのため、がんの初期段階で発見し、早急に治療を行うことが重要なのです。

生活習慣病の多くは自覚症状がないため、気が付かないうちに重症化するケースが少なくありません。
生活習慣病は、早期の段階なら生活習慣を見直すことで病状を改善することも可能です。
そのため、当院では検査を定期的に受けて頂き、生活習慣病を予防して頂くことに重きを置いております。

メタボリックシンドローム

メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームとは内臓脂肪症候群と呼ばれ、高血圧や高血糖、脂質異常となっている状態を指します。
メタボリックシンドロームには診断基準があり、腹囲が男性で85cm以上、女性では90cm以上あり、中性脂肪150mg/dl以上、HDLコレステロール40mg/dl未満などが該当している状態を指します。

メタボリックシンドロームは内臓脂肪を蓄積してしまうことで、動脈硬化を引き起こすリスクが高まります。
その結果、心臓病や脳卒中といった生死に関わる病気を発症しやすくなってしまいます。
40代以上になると、男性で2人に1人、女性では5人に1人がメタボリックシンドロームの予備軍であると言われているため、生活習慣を整えることが重要です。

高血圧

高血圧

高血圧症とは、血圧が高すぎる状態を指し「サイレント・キラー」と呼ばれる疾病です。
その所以が、高血圧症を放置していると、腎臓病や脳卒中、心筋梗塞などの重大な疾病を招くリスクがあるためです。
高血圧症は、上の血圧が140mmHg以上、下の血圧が90mmHg以上の状態を指します。

高血圧症には遺伝的な側面もありますが、塩分の過剰摂取、野菜や果物の摂取不足といった食習慣の乱れが原因となるケースが多くあります。
高血圧症を治療する際には、心臓の過剰な働きを抑える薬や血管を広げる薬が処方されることが一般的です。
薬物治療のほかにも、生活習慣の見直しを行うことが重要です。

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脂肪肝

脂肪肝とは、中性脂肪が肝臓に蓄積している状態を指します。近年では、日本人の3人に1人は脂肪肝になっていると言われており、肝硬変や肝臓がんのリスクが高まることが問題視されています。
食べ過ぎや飲みすぎ、無理なダイエットなども脂肪肝の原因になると言われています。

疲れやすさや肩のこりなどを感じたときには、脂肪肝を発症しているサインかもしれません。
生活習慣が原因で脂肪肝を発症している場合は、生活習慣を見直すようにしましょう。
ごはんやパンなどの糖質をとりすぎず、果物は1日に2分の1個を食べることを目安にすることをお勧めします。

脂質異常症

脂質異常症

脂質異常症とは、血液中の中性脂肪やコレステロールなどの脂質の値が正常値から外れている状態を指します。
運動不足や食べすぎ、喫煙や過度のストレスなどが脂質異常症を発症する原因になると言われています。
脂質異常症には自覚症状がないため、検査をしなければ病状が悪化するケースも少なくありません。

脂質異常症は動脈硬化を招く疾患であるため、日ごろから運動する習慣や油っぽい食事を避けることをお勧めします。
具体的には、マーガリンやクリーム、肉やバターなどの脂質の多い食事は避けるようにしましょう。

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糖尿病

糖尿病

糖尿病は、インスリンが正常に働かなくなることで血液中を流れる血糖が増えてしまう疾患です。
糖尿病の症状には、体重減少や倦怠感、喉の渇きや多尿などが挙げられます。
初期の段階は自覚症状がほとんどないため、糖尿病を発症したことに気付けないケースもあります。

しかし、糖尿病が進行すると視力の低下や手足のしびれ、腎機能低下などを引き起こす場合もあるため注意が必要です。
糖尿病は遺伝的な体質や生活習慣の乱れ、加齢などの要因が重なり発症すると言われています。
適切に治療を続け、血糖値のコントロールが出来ていれば健康な人と同様の生活を送ることが可能です。

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骨粗鬆症

骨粗鬆症

骨粗しょう症とは骨の量が減り、骨が弱くなることで骨折しやすくなる状態を指します。
高齢化に伴い骨粗しょう症の有病率は上がっており、日本では1,000万人以上の骨粗しょう症患者がいると言われています。
女性は閉経後の骨の分解が進みやすくなることで、骨粗しょう症を発症しやすくなります。

骨粗しょう症であるかをチェックする際には、25歳の時の身長と比較して2cm以上身長が低くなっている方は注意しましょう。
骨粗しょう症が疑われる場合は、骨密度検診を受けて頂くことをお勧めしております。

痛風

「風邪が吹いても痛む」ことから痛風と呼ばれ、足の親指の付け根や足関節、アキレス腱の付け根や手関節などに激痛発作があることが特徴です。
生活習慣病を合併することも多く、暴飲暴食、肥満や激しい運動などが原因であると言われています。
ビールやレバーのようなプリン体が多い食品は痛風のリスクを高めるため、1日3食、腹八分目を守って、食べ過ぎを避け、アルコ-ル飲料は、飲まない日をつくり、飲み過ぎないように心がけましょう。

痛風発作時は、入浴を避ける、患部をもみほぐさないなどの禁止事項が多くあります。
また、市販の鎮痛薬やアスピリンなどを服用すると痛みが増強するケースもあるため、自己判断で服用するのは控えましょう。
痛風は、痛風発作治療薬を使用して治療を行います。
薬物療法と併用して、水を1日に2リットル以上飲むよう心掛けたり適度な運動を生活に取り入れたりするようにしましょう。

痛風発作時は冷静さを保ち、症状を自己分析することが大切です。
痛風発作の様子を医師に詳細に伝えることで、適切な治療を提供してもらうことが可能になります。

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