女性のための内視鏡検査

胃内視鏡検査や大腸内視鏡検査は、女性にとって「恥ずかしい」「検査を受けづらい」と感じる方もいらっしゃいます。
若い女性の場合は、特に内視鏡検査を受けることに抵抗を感じやすいでしょう。

しかし、胃がんや大腸がんなどの重篤な病気を早期に予防するためにも、30代になったら内視鏡検査を受けて頂くようお勧めしております。

女性のがんによる死因で最も多いのは大腸がんです。

大腸がんは、女性においてがんによる死亡原因の上位に位置する深刻な病気です。特に中高年層の女性で発症率が高く、早期発見と適切な治療が重要です。

原因とリスク要因

大腸がんの主な原因として、食生活や生活習慣が挙げられます。
脂肪分の多い食事や食物繊維の不足、運動不足、過度の飲酒や喫煙がリスクを高める要因とされています。
また、遺伝的な要因や慢性的な腸の疾患もリスクに影響を与えることがあります。

症状と注意点

初期の大腸がんは自覚症状がほとんどないため、気づかれにくいことが特徴です。
しかし、進行するにつれて便秘や下痢、血便、腹痛、体重減少などの症状が現れることがあります。

これらの異変に気づいた場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

予防と早期発見のために

バランスの取れた食事や適度な運動を心がけ、腸内環境を整えることが予防に繋がります。
また、40歳以上の方は定期的な健康診断や大腸がん検診を受けることで、早期発見の可能性が高まります。

特に家族に大腸がんの既往歴がある場合は、リスクが高まるため、注意が必要です。

大腸がんは適切な予防と早期診断により、克服が可能な病気です。日々の生活習慣を見直し、定期的に検診を受けることで、健康を守る第一歩を踏み出しましょう。

看護師2名体制で女性の患者様をフォロー致します

当クリニックでは、女性の本音を汲み取り、看護師2名体制で内視鏡検査をフォローしております。
検査前から検査中、検査後まで患者様が安全に内視鏡検査を受けて頂けるよう、きめ細やかにお声がけさせて頂きます。

必要以上の肌の露出は避けて検査を行いますので、安心して検査を受けて頂くことが可能です。

また、妊娠の可能性がある場合は母子の健康を守るためにも、大腸カメラを受けて頂くことはできないため、妊娠中の方は医師に申告するようにしましょう。