大腸がん

大腸がんは、日本で患者数の多いがんの一つです。早い段階では自覚症状が乏しいことが多く、気づいたときには進行していることもあります。一方で、便潜血検査や大腸内視鏡検査によって、早期発見・早期治療につなげやすいがんでもあります。大腸がんは、がんになる前の大腸ポリープの段階で見つかることもあり、その時点で切除できれば、将来のがん予防にもつながります。

福岡県那珂川市のうれしの外科胃腸科クリニックでは、消化器内科・外科診療に加え、苦痛に配慮した大腸カメラ検査を行っています。小さく安全に切除できる大腸ポリープには日帰り切除で対応しており、必要時には連携医療機関と協力しながら診療を進めています。

大腸がんとは

大腸がんは、結腸と直腸にできるがんの総称です。大腸の内側の粘膜から発生し、次第に壁の深い部分へ広がっていきます。日本人では、S状結腸と直腸にできやすいとされています。発生の仕方には、腺腫という良性のポリープが時間をかけてがん化するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。

大腸がんは、比較的ゆっくり進行するものも多く、早期に見つけて適切に治療できれば、良好な経過が期待できます。そのため、症状があるときだけでなく、無症状の段階で検診や検査を受けることが大切です。

初期の大腸がんの症状

大腸がんの初期症状として重要なのは、「症状がない場合がある」という点です。早期大腸がんでは、ほとんど症状が出ないことがあります。症状だけでは判断しにくいため、便潜血検査や大腸内視鏡検査が早期発見に役立ちます。

血便・便に血が付く

大腸がんでよくみられる症状の一つが血便です。便に血が混じる、便の表面に血が付く、トイレットペーパーに血が付くといった形で気づくことがあります。ただし、痔でも似た症状が出るため、見た目だけで原因を区別することはできません。「痔だと思う」と自己判断せず、症状があれば受診が必要です。

便秘・下痢・便が細いなどの便通異常

進行した大腸がんでは、便秘や下痢、便秘と下痢を繰り返す、便が細くなる、残便感があるといった便通の変化がみられることがあります。これは、がんによって腸の通り道が狭くなるためです。いつもと違う便通異常が続くときは注意が必要です。

貧血・腹痛・お腹の張り

大腸がんから少しずつ出血が続くと、慢性的な貧血が起こることがあります。めまい、だるさ、疲れやすさをきっかけに見つかることもあります。さらに進行すると、腹痛や腹部膨満感が現れ、重症になると腸閉塞により便が出ない、吐き気や嘔吐が起こる場合もあります。

大腸がんの原因とリスク要因

大腸がんは一つの原因だけで起こる病気ではありません。年齢、体質、生活習慣など、複数の要因が関係すると考えられています。大腸がんのリスクを高める要素として、加齢、家族歴、大腸ポリープの既往、炎症性腸疾患、喫煙、飲酒、肥満、運動不足、食生活の偏りなどが挙げられます。

特に大腸ポリープは、大きくなる過程で一部ががん化することがあります。そのため、大腸内視鏡検査でポリープを見つけて切除することは、大腸がんの予防にもつながります。

大腸がん検診の重要性

大腸がん検診は、症状のない段階で病気を見つけるために行うものです。日本では、40歳以上の方に年1回の便潜血検査が勧められています。便潜血検査は、便に混じった微量の血液を調べる検査で、早期の大腸がんや大腸ポリープの発見につながる可能性があります。

便潜血検査で「要精密検査」となった場合は、必ず大腸内視鏡検査などの精密検査を受けることが重要です。大腸がんは毎日出血しているとは限らないため、1日分だけ陽性でも精密検査が必要です。便潜血検査のやり直しは、精密検査の代わりにはなりません。

大腸がんが疑われるときの検査

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸がんが疑われるときに重要な検査が大腸内視鏡検査です。肛門から細い内視鏡を挿入し、大腸の粘膜を直接観察します。病変があれば組織を採取して詳しく調べることができます。早期の病変やポリープをその場で切除できる場合もあります。

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画像検査・進行度評価

大腸がんと診断された場合は、病変の広がりや転移の有無を調べるために、CTMRI、超音波検査などを行います。これらの検査結果をもとに、治療方針を検討します。
(当院ではCTはありません)

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大腸がんの治療

大腸がんの治療は、がんの深さや広がり、転移の有無、全身状態などによって決まります。早期の病変では、内視鏡治療で切除できる場合があります。進行がんでは、手術、薬物療法、放射線治療などを組み合わせて治療を行います。

内視鏡治療

がんが浅い層にとどまっている場合には、内視鏡的に切除できることがあります。ポリペクトミー、EMRESDなどの方法があり、病変の大きさや形、深さに応じて選択されます。

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手術治療

がんがある部位の大腸と周囲のリンパ節を切除する手術が基本になります。病変の部位により手術方法は異なります。必要に応じて、術後に再発予防を目的とした薬物療法が検討されることもあります。

大腸がんを予防するためにできること

大腸がんの予防には、禁煙、節酒、バランスのよい食事、適度な運動、適正体重の維持が大切です。特に運動は大腸がん予防に有効であることが示されています。加えて、定期的な便潜血検査や必要に応じた大腸内視鏡検査が、早期発見と予防の両面で重要です。

 

このような方は早めにご相談ください

✅ 血便が出た
✅ 便秘や下痢が続く
✅ 便が細くなった
✅ 便潜血検査で陽性を指摘された
✅ 腹痛やお腹の張りが続く
✅ 原因不明の貧血を指摘された
✅ 大腸がんの家族歴がある

1つでも当てはまる方は、早めの受診と大腸カメラ検査をご検討ください。

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これらの症状や背景がある場合は、自己判断で様子をみず、早めの受診をおすすめします。血便は痔が原因のこともありますが、大腸がんや炎症性腸疾患などが隠れている場合もあります。

うれしの外科胃腸科クリニックの大腸がん診療

当院では、消化器内科・外科の立場から、大腸がんが疑われる症状の診察、便潜血陽性後の精密検査、大腸内視鏡検査に対応しています。院長は、大学病院や基幹病院で消化器外科診療に携わってきた経験があり、腹部臓器全般の診断と治療に従事してきました。患者さまの不安を少しでも軽減できるよう、わかりやすい説明を大切にしています。

大腸カメラでは、鎮静剤や鎮痛剤を用いて苦痛や不安に配慮しています。女性が安心して検査を受けられるよう、看護師によるサポート体制も整えています。また、検査で見つかった小さく安全に切除できる大腸ポリープには、日帰り切除で対応可能です。より専門的な治療が必要と判断した場合には、速やかに連携医療機関へご紹介いたします。

詳しくは、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)、消化器内科、血便のページもあわせてご覧ください。

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よくあるご質問(FAQ

Q1. 大腸がんの初期症状はありますか?

早期の大腸がんは無症状のことが少なくありません。進行すると、血便、便秘、下痢、便が細くなる、残便感、腹痛、貧血などがみられます。

Q2. 血便があれば大腸がんですか?

血便の原因は大腸がんだけではなく、痔や腸炎などでも起こります。ただし、見た目だけで区別することはできません。血便があれば早めに医療機関へご相談ください。
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Q3. 便潜血検査で陽性ならどうすればよいですか?

便潜血検査で要精密検査となった場合は、大腸内視鏡検査などの精密検査を必ず受けてください。再度便潜血検査をするだけでは不十分です。

Q4. 大腸ポリープは放置しても大丈夫ですか?

大腸ポリープの中には、時間をかけてがん化するものがあります。大きさや形によって対応は異なりますが、内視鏡検査で確認し、必要に応じて切除することが大切です。
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Q5. 大腸カメラは痛いですか?

検査に不安を感じる方は少なくありません。当院では、鎮静剤や鎮痛剤を使用し、苦痛の軽減に配慮しています。検査について不安がある方は、事前にご相談ください
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Q6. 何歳から大腸がん検診を受けたほうがよいですか?

日本では40歳以上の方に、年1回の便潜血検査が勧められています。症状がある方や家族歴がある方は、年齢にかかわらず早めの相談が大切です。

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