血便緊急外来

血便緊急外来について

血便緊急外来とは、血便が出た方を対象に、当日の診察と必要な検査で出血の原因を早めに調べる外来です。血便は痔だけでなく、大腸ポリープや大腸がん、大腸炎など、さまざまな病気が原因で起こります。「一度だけだから大丈夫」「痔だと思うから様子を見よう」と自己判断せず、原因を確認しておくことが大切です。

福岡県那珂川市のうれしの外科胃腸科クリニックでは、肛門外科と消化器内科の両方に対応しており、症状に応じて診察、肛門鏡検査、血液検査、当日の肛門・直腸内視鏡検査、後日の大腸カメラ検査をご案内しています。春日市・大野城市・筑紫野市・太宰府市・福岡市南区などにお住まいの方も受診いただけます。「痔なのか、大腸の病気なのか分からない」という方も、まずはご相談ください。

このページの要点

  • 血便の原因は痔だけではなく、大腸ポリープ・大腸がん・大腸炎などの可能性があり、見た目だけでは区別できません。
  • 当院では診察のうえ、必要に応じて肛門鏡検査・血液検査・当日の肛門・直腸内視鏡検査を行います。
  • 大腸全体を調べる大腸カメラ検査は、下剤による準備が必要なため後日のご案内となります。

このような症状は
ありませんか?

  • トイレで便に血が付いていた
  • 便器が赤く染まった
  • 便に血が混ざっている
  • 排便時に毎回出血する
  • 腹痛とともに血便が出た
  • 下痢が続き血便もある
  • 血便を何度も繰り返している
  • 黒い便(タール便)が出た
  • 便潜血検査で陽性と言われた

一つでも当てはまる方は、お早めに当院へご相談ください。

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血便の主な原因

肛門の病気

  • いぼ痔(痔核)
  • 切れ痔(裂肛)
  • 痔ろう

大腸の病気

  • 大腸ポリープ
  • 大腸がん
  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病
  • 虚血性腸炎
  • 感染性腸炎
  • 大腸憩室出血

同じ「血便」でも、痔が原因の場合もあれば、大腸がんなど早期発見・早期治療が重要な病気が原因の場合もあります。

血便の原因について詳しくはこちら

血便の色と出血部位の目安

血便の色は、出血している場所を推測する手がかりになります。受診の際は、便の色・量・回数をお伝えください。スマートフォンで撮影した写真があると、診察の参考になります。

便の色・状態出血が疑われる部位考えられる主な病気
鮮やかな赤(鮮血便)肛門・直腸いぼ痔、切れ痔、直腸の病気
暗い赤(暗赤色便)大腸の奥大腸憩室出血、虚血性腸炎、大腸がん
粘液が混じる(粘血便)大腸の炎症潰瘍性大腸炎、感染性腸炎
黒い便(タール便)食道・胃・十二指腸胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん

※ 上記は目安です。色だけで原因を特定することはできません。
※ 黒い便が出た場合は、胃カメラ検査をご案内することがあります。

早めの受診を
おすすめする症状

次のような症状を伴う血便は、できるだけ早めに原因を調べる必要があります。

  • 出血量が多い
  • 血便を繰り返している
  • 強い腹痛がある
  • 発熱を伴う
  • めまい・ふらつき・動悸など貧血症状がある
  • 体重が減ってきた
  • 40歳以上で初めて血便が出た
  • ご家族に大腸がんの方がいる
次のような場合は、救急医療機関の受診または119番をご検討ください。
大量の出血が続いている/意識がぼんやりする/冷や汗が出る・顔色が悪い/立っていられないほどのふらつきがある。当院の診療時間外に症状が強い場合も同様です。

当院の血便緊急外来
(診療の流れ)

当院の血便緊急外来では、診察で出血の原因を推測したうえで、症状に合わせて必要な検査を選びます。すべての検査を全員に行うわけではありません。

1

診察

医師が、血便の色や出血量、出血したタイミング、腹痛や発熱の有無、排便の状況を伺います。 要申告血液をサラサラにする薬など服用中のお薬と、これまでの病歴をお知らせください。

2

肛門鏡検査

血便の原因として多い、いぼ痔・切れ痔・痔ろうなどの肛門の病気を確認します。当院は肛門外科も診療しているため、「肛門の病気」か「大腸の病気」かをあわせて判断します。

3

血液検査

必要に応じて、貧血の有無・炎症の程度・全身状態を確認します。出血量が多い場合や、炎症性の病気が疑われる場合に、治療方針を決める材料になります。

4

当日の肛門・直腸内視鏡検査

診察で必要と判断した場合、当日に肛門から直腸・S状結腸までを短時間で観察できることがあります。出血している場所、痔からの出血、直腸炎、直腸・S状結腸の病気の有無を確認します。

5

後日の大腸カメラ検査

当日の検査だけでは原因が特定できない場合や、大腸ポリープ・大腸がんの有無を大腸全体で確認したい場合は、後日の大腸カメラ検査をご案内します。鎮静剤を用いて苦痛に配慮した検査を行っており、検査中に見つかった大腸ポリープは、その場で日帰り切除できる場合があります。

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検査についてのご注意

当日の肛門・直腸内視鏡検査は、症状や当日の診療状況により実施できない場合があります。 また、鎮静剤を使用した日は、ご自身での車・バイク・自転車の運転はできません。

院長

院長より / 消化器外科専門医

血便で受診される方には痔が原因の方が多いのですが、痔と大腸の病気が同時に見つかることもあります。出血の見た目だけで両者を区別することはできません。私は肛門と大腸の両方を診る立場として、「痔だろう」で終わらせず、一度は出血の場所を確認しておくことをおすすめしています。

費用について

血便の診察・検査は保険診療で行います。費用は、行った検査の内容によって変わります。

検査内容3割負担の目安
大腸カメラ検査のみ約6,000円
大腸カメラ検査と病理組織検査約9,000円
大腸ポリープ切除(1か所)約20,000円

※ 上記は保険診療の自己負担額の目安です。診察料・血液検査・お薬代などが別途かかります。
※ 検査の内容により金額は変動します。

関連ページのご案内

血便の原因や、その後の検査について、詳しくは各ページをご覧ください。大腸カメラ検査は事前の診察が必要で、下剤の種類や飲み方を診察で決めます。

大腸カメラ検査についてはこちら

便潜血陽性が出た方へ

外科・肛門外科についてはこちら

大腸がんについてはこちら

よくあるご質問(FAQ)

血便が一度だけでも受診した方がいいですか?

一度だけの血便でも、受診をおすすめします。

一度だけの血便でも、大腸ポリープや大腸がん、炎症性腸疾患などの病気が隠れていることがあります。出血が止まっても原因がなくなったとは限りません。「一度だけだから大丈夫」と自己判断せず、原因を確認しておくことが大切です。

痔だと思うのですが受診した方がいいですか?

痔だと思われる場合も、一度受診をおすすめします。

痔による出血は多いものの、痔と大腸ポリープ・大腸がんが同時に見つかることもあり、見た目だけでは区別できません。当院は肛門外科も診療しているため、肛門鏡検査から必要な内視鏡検査まで、あわせて判断します。

当日に検査はできますか?

診察の結果、必要と判断した場合は、当日に一部の検査を行えます。

症状によっては、当日に肛門・直腸内視鏡検査を行い、出血部位を確認できる場合があります。大腸全体を調べる大腸カメラ検査は、事前診察と下剤による準備が必要なため、後日のご案内となります。症状や当日の診療状況により、当日検査を実施できない場合があります。

赤い血便と黒い便では、何が違いますか?

便の色によって、出血している場所の目安が異なります。

鮮やかな赤い血は肛門や直腸など出口に近い部位、暗赤色は大腸の奥からの出血が疑われます。黒い便(タール便)は胃や十二指腸など上部消化管からの出血の可能性があり、胃カメラ検査を検討します。ただし色だけで原因を特定することはできません。

便潜血検査で陽性と言われました。受診できますか?

受診いただけます。便潜血陽性の場合は、大腸カメラによる精密検査をおすすめします。

便潜血検査は目に見えない微量の出血を調べる検査で、陽性の場合は自覚症状がなくても精密検査が必要です。便潜血検査のやり直しは、精密検査の代わりにはなりません。まずは診察で検査の日程や下剤の方法をご相談します。

すぐに救急を受診した方がよい血便はありますか?

大量の出血や、意識がぼんやりする・冷や汗が出るなどの症状がある場合は、救急要請をご検討ください。

出血量が多い、出血が止まらない、立ちくらみや動悸が強い、激しい腹痛を伴うといった場合は、入院や緊急の処置が必要になることがあります。当院の診療時間外や、症状が強い場合は、ためらわずに救急医療機関を受診するか119番にご連絡ください。

那珂川市以外に住んでいても受診できますか?

お住まいの地域にかかわらず受診いただけます。

血便の診察・検査は保険診療のため、那珂川市のほか、春日市・大野城市・筑紫野市・太宰府市・福岡市南区などにお住まいの方も受診いただけます。当院は博多南駅より徒歩15分です。

血便に気づいたら、
お早めにご相談ください

血便は、身体からの大切なサインです。痔など比較的軽い病気が原因のこともありますが、大腸がんや炎症性腸疾患など、早期発見・早期治療が重要な病気が隠れていることもあります。「痔だから大丈夫」と自己判断せず、WEB予約またはお電話にてご相談ください。

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監修

嬉野 浩樹 消化器外科・消化器内科

久留米大学 卒

  • 日本外科学会 外科専門医
  • 日本消化器外科学会 消化器外科専門医
  • 消化器がん外科治療認定医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本消化器病学会 消化器病専門医
  • 日本肝臓学会 肝臓専門医

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